仮想通貨とFXの違いについて・投資として楽しいのはどちら?

仮想通貨とFXの違いについて・投資として楽しいのはどちら?

仮想通貨とFXの違いについて・投資として楽しいのはどちら?

 

仮想通貨とFXの違い

 

投資対象としての仮想通貨に今多くの人が注目しています。1年前はその存在がさほど知られていなかった仮想通貨が、今や毎日のように熱い視線を集めているのです。

 

 

 

仮想通貨への投資はよくFXに似ているといわれますが、投資として優れている、あるいは楽しいのはどちらでしょうか。

 

 

 

FXは外国為替証拠金取引といって、外国通貨を売買する取引のことです。少額からでもはじめられる点、24時間売買できる点などが仮想通貨の取引と共通しています。

 

 

 

実際にいま仮想通貨の取引を行っている人の中には、FXの投資経験があるという人も多いでしょう。

 

投資の目的

 

投資の目的には、大きく分けてインカムゲインとキャピタルゲインがあります。インカムゲインとは資産保有に伴って継続的に発生する収入をいいます。

 

 

 

銀行預金の金利や株式投資の配当金、不動産の家賃収入などがインカムゲインにあたります。キャピタルゲインは、資産の価格変動によってもたらされる値上がり益のことです。

 

 

 

基本的にインカムゲインはキャピタルゲインに比べると利率が低いため、元金が少ない場合は大した利益になりません。しかし元金が多いほど得られる利息も高まるため、豊富な資金がある場合には魅力的な要素になります。

 

仮想通貨とFXの違いについて・投資として楽しいのはどちら?

 

FXには、スワップポイントといって2国間の金利差によって得られるインカムゲインがあります。スワップポイントは毎日付与されるため、FXの人気を高める要素となっています。

 

 

 

仮想通貨でも一部の種類にインカムゲインに相当する仕組みがあります。ビットコインのマイニング、ネムのハーベストなどです。

 

 

 

またレンディングといって、仮想通貨を取り扱う取引所にコインを貸し出し利息を得る方法もあります。ただしそういった仕組みが利用できない仮想通貨もあるため、インカムゲインを目的として仮想通貨に投資する場合は対象をよく確認する必要があります。

 

リスク

 

そして投資全般にいえることですが、キャピタルゲインを目的として投資を行う場合には価格が下がるリスクも想定しておかねばなりません。仮想通貨の場合は特に価格変動が激しいため、注意が必要です。

 

 

 

試しに買ってみた仮想通貨が翌日にはその価格を半値以下に下げていた、というのはめずらしい話ではありません。もちろん今後大きな値上がりをすることも期待できるので、楽しみはあるでしょう。

 

 

 

ただし日々の値動きに一喜一憂しているとかなり神経をすり減らすことになるため、精神的なタフさが要求される投資であるといえます。

 

 

 

仮想通貨は登場してまだ日が浅いこともあり、法整備も追いついていないのが現状です。万が一の際に資産を守る補償制度も十分とはいえません。

 

 

 

そのため、FXに比べると仮想通貨への投資はより投機的といえるかもしれません。投資はその目的や見据えているスパンによっても取るべき選択肢が変わってくるため、それぞれの性質をよく見極めたうえで行うことをお薦めします。