仮想通貨への投資人口はどのくらい伸びそうなのか?
仮想通貨への投資人口
2017年に仮想通貨の知名度は飛躍的に高まりました。株式やFXなどへの投資経験がある投資家だけでなく一般のサラリーマンや主婦、果ては学生の中にも仮想通貨への投資を行う人が出てきているのです。仮想通貨への投資人口は、今後どこまで増えていくのでしょうか。
仮想通貨を取り扱う各取引所では2017年の終わり頃から口座開設の申し込みが殺到し、手続きに時間を要する状態が続いています。
新たに仮想通貨への投資をはじめようとする人がそれだけ増えているのです。しかし、まだ実際に仮想通貨に投資を行っている人口は全体で見るとそれほど多くありません。
仮想通貨を知っていると答えた人の割合
2017年10月に20代から50代の人を対象に行われたある調査では、仮想通貨を知っていると答えた人の割合は48%でした。
言葉を聞いたことがあるという人まで含めるとその認知度は83%と、非常に高い数字となっています。仮想通貨を知っていると答えた48%の人のうち、実際に保有している人は1.6%です。
これは全体から見ると0.77%となり、日本の総人口1億2700万人のうち約100万人が仮想通貨を保有している計算になります。調査が行われた2017年10月は大手取引所がテレビCMを流し始める前なので、現在はさらに人口が増えているでしょう。
仮想通貨への投資はゼロサムゲームに分類される
仮想通貨への投資はゼロサムゲームに分類されるといわれます。ゼロサムゲームとは、複数人が参加する状況で各人が相互に影響しあい、利得の総和が常にゼロになるゲームのことです。
つまり敗者の失った資金を勝者に分配するという仕組みをもつゲームで、他にFXや競馬、パチンコなどが該当します。参入する人口が増えるということはそれだけ市場に流れる金額も大きくなり、規模が拡大されるということでもあります。
もちろん、中には大きな損失を出して市場から撤退する投資家もいるでしょう。仮想通貨ブーム自体はまだまだ右肩上がりで、新規参入の数は今後も増加していくことが予想されます。
Webbot
海外で開発された、Webbotというプログラムがあります。これはウェブ上の掲示板やツイッターなどから様々な情報を収集し、株価などを客観的に予想するプログラムです。
これまでに数々の予想について実績をあげてきたこのWebbotが、仮想通貨の今後を予想したデータがあります。2018年内にビットコインの価格は1,100万円を突破し、仮想通貨人口の割合が1.2%から13.8%まで上昇する、という予想です。もちろんこれはあくまで予想であり、確実なものではありません。
しかし仮想通貨が今後も成長を続け、新たに投資を行う人が増えていくことは間違いないでしょう。