もしも仮想通貨が大暴落したら？私たちが取れる行動について
仮想通貨の大暴落
仮想通貨へ投資をしているのであれば、大暴落についても考えておかなくてはいけません。万が一、よりも高い確率でそれは起こり得るのです。イザというときのために取れる行動について考えておきましょう。
暴落は突然やってきます。仮想通貨では普段から価格がよく動きますが、様々な影響を受けてある日急に下落を始めることがあります。そうしたときに取るべき行動はいくつかあります。
ひとつの手段は、保有分を別の仮想通貨に換えておくというものです。このとき候補となるのはチャートが比較的上昇傾向にあるコインです。
適切なコインに変換しておくことで資産価値を保つことができるということです。現在では多くの取引所でアルトコインなどの選択肢も増えています。
換えたコインをしばらく保有しておいて、元の仮想通貨が暴落から反発して落ち着いた頃にまた変換するとよいでしょう。もちろん状況によってそのまま両方を持っておくのも手です。
仮想通貨暴落時の対策
次に考えられる手は損切りです。他のコインではなく日本円に換金し、損失を確定させるということです。高値で取得している場合には特に勇気のいる方法ですが、回復の見込みがないという場合はやむを得ません。
これらはいずれも価格が暴落し始めてから行うのではなく、ある程度価格が上向いているときに行うのが好ましいでしょう。判断にはチャートなどから流れを察知することも必要になってきますが、相場は高騰した後に大抵下落します。早めに対応しておくことで、危機を回避することができます。
すべての方にお薦めできる方法ではありませんが、ショートにポジションを入れるというやり方もあります。ショートとは売りのことです。
このやり方では価格が下がるほど利益が出るため、暴落をプラスに捉えることができるのです。取引に慣れた投資家は下落時にもレバレッジをかけて売りに出すなどし、相場がどちらに動いても利益を出せるような工夫をしているのです。
また強気な姿勢を保てる場合は、そのままホールドを続ける、あるいは買い増しをするという手も考えられます。これは暴落の先に必ずそれまで以上の値上がりがあると信じて疑わない場合の選択肢です。
値が下がったときの買い増しはナンピンと呼ばれ、平均取得単価を下げられるメリットがあります。
いずれの場合も、投資分が最悪ゼロになってもよいくらいの気持ちでいなければ、痛手を負う恐れはあります。投資は余剰資金で、と至るところでいわれるのはこのためです。
市場に資産をおいている以上常にリスクはあるのです。普段から暴落に備えて、どういう対策を取るかをシミュレーションしておきましょう。