仮想通貨のメリットとデメリット・投資家たちの注目するポイントとは
仮想通貨のメリットとデメリット
話題沸騰の仮想通貨ですが、具体的にどういったメリットとデメリットがあるのでしょうか。そして投資家たちはどんなポイントに注目しているのでしょうか。仮想通貨への投資を行う際にも知っておくべきことをまとめました。
メリット
仮想通貨でよく取り上げられるメリットのひとつに、送金時のコストの低さがあります。既存の通貨に比べてスピードが早く手数料も安価、また取引所から個人のウォレットなどへの移動が可能など、自由度が高いのも特長です。
その送金能力の高さから、国際送金においても強みを発揮します。国境という概念を意識せず国家間のシームレスな連携がとれることから、国際ビジネスの発展にも一役買うことが期待されています。
将来的な実用面を考えると通貨としての性能は非常に高いといえるでしょう。また投資対象としての仮想通貨には、比較的少額からでも始められる、取引が24時間365日行えるなどのメリットがあります。
市場における将来性が高いのもメリットとして、投資家達の注目を集めています。有名なビットコイン以外にもたくさんの種類がある仮想通貨ですが、それぞれに特長があります。
取引は短期で行うものから中長期にわたるものまで様々です。日々の情勢で価格がどう動くかを敏感に察知して短期で切り売りしている人もいれば、今後伸びると判断した仮想通貨に長期的な投資を行っている人もいます。
好材料をもつ仮想通貨の中には、今後も数十倍の値上がりが期待できるものもある、とされています。
デメリット
一方仮想通貨がもつデメリットとしては、現段階では周辺環境や法規制などの整備が進んでいない点が挙げられます。実店舗で仮想通貨が使えるところもまだ多くなく、そもそもパソコンやスマートフォンといった端末がなければ消費者側が使えません。
このあたりは、今後徐々に改善されていくところでしょう。投資対象としてのデメリットは、投機的であるという点です。価格変動が激しいため、大きく利益を出せる可能性がある反面大きな損失を出す恐れもあるわけです。
こうなると先に挙げた少額でも始められる、24時間365日取引ができるといったメリットがそのままデメリットに転じる恐れもあります。初心者が軽い気持ちで手を出してしまい、深みにはまってしまうケースです。
ある意味では株式や投資信託、FXといった既存の投資手段以上に気を付けなければならないのが仮想通貨への投資なのです。
またメリットでもデメリットでもある点として、非中央集権であるということがあります。これは国や特定の機関に依存しない、という意味です。
銀行の都合に振り回されるといったことがない一方で、すべてにおいて自己責任ということでもあります。盗まれた際の補償なども現状ではないため、自己管理がしっかり行える人向けといってもいいでしょう。
様々なメリットとデメリットを併せ持っている仮想通貨ですが、今後の成長次第で私たちの生活を大きく変える存在となるかもしれません。