仮想通貨のICO投資について・危険性に注目しよう

仮想通貨のICO投資について・危険性に注目しよう

仮想通貨のICO投資について・危険性に注目しよう

 

仮想通貨のICO投資

 

仮想通貨の投資においてもICOの存在が徐々に知られるようになってきました。いわゆる未公開の仮想通貨です。ICOは公開後に価格が上がるという希望があると同時に、大きな危険性もはらんでいます。

 

 

 

未公開の仮想通貨ICOは、トークンと呼ばれる独自通貨をビットコインやイーサリアムで購入する形で出資するファンディングの一種です。ICOの発行者はファンディングで集まった資金を元手に新コインの開発を行っていくわけです。

 

 

 

この新コインがいずれ公開されると大きく価値が上がる可能性があるため、注目する人が増えています。

 

ICOに投資する際には十分な注意が必要

 

しかしICOに投資する際には十分な注意が必要です。中には資金調達だけして一向に開発が進められないもの、そもそも開発する気がないような悪質なものもあります。

 

 

 

もともと詐欺を目的としたICOも少なくありません。このような場合もちろん出資したお金は戻ってきません。金融庁もこういったICOに関して、参加者に対する注意喚起を行っています。

 

 

 

真っ当な理念に基づいてファンディングを行っているICOでさえ、先行きがどうなるかはわかりません。投資が成る確率は株式でいうところのIPOよりも数段低いと思っておいたほうがよいでしょう。

 

 

 

また諸々を判断するのに、プロジェクトの概要が記載されるホワイトペーパーを読む知識というのも必須になります。多くの場合は英語です。

 

仮想通貨のICO投資について・危険性に注目しよう

 

悪質なICOではこのホワイトペーパーが明らかに稚拙な内容になっている一方で、中には緻密に作り込んだものもあります。ホワイトペーパーから将来性などをある程度判断できるようでなければいけません。

 

 

 

またICO発足時に開設されるウェブサイトがフィッシング詐欺などのターゲットになることもあります。

 

 

 

ある調査ではそうした詐欺によってこれまでに出資された40億ドル近い額のうち、4億ドルが盗難や紛失によって失われているとされています。じつに10パーセントという率です。

 

 

 

たとえ詐欺がなくてもICOへの投資が成功する確率は高くありません。そのわずかな確率がまず入り口の時点で10パーセントも目減りしているということです。どれほどリスキーかがわかるでしょう。

 

 

 

得体のしれないICOに対する投資は投資というより投機、もはやギャンブルといったほうが近いものです。万一当たれば儲けもの、くらいの気持ちで考えておくくらいがよいでしょう。捨ててもよいお金があるということでなければ、無理をしてまで投資する必要はありません。